5月の下旬に宮城県石巻市を訪ねて、復興に取り組んでいるいろいろな立場の方々からお話をうかがうことができた。
1)十三浜小室地区のワカメ・コンブ養殖業の方からは、従来の漁業共同組合へ収めるだけでは、収入が安定しないため、販路拡大を目指しているが、なれない販路拡大に苦労していること。
2)元石巻市役所の幹部の方からは、復興支援といいながら、復興を邪魔する人たちが多いと嘆いていた。復興するなら、地元の産業収益に結びつくことを、地元の人の手を煩わせないで行って欲しいというのが地元の本音
3)ある人から聞いた話。被災直後に避難民に台湾から莫大な資金の支援があった。7万円が入っている袋を石巻の避難者はみんないただいた。大変ありがたいとは思ったが、数日後に知り合いがパチンコ店で台湾のマークがついているその袋がゴミ箱に山積みなって捨てられているのを見て複雑な気持ちになったそうだ。