災害図上演習DIG関連論文
1)1997年 地域安全学会論文『図上訓練DIGについて』:小村隆史
『図上訓練DIGについて(1997年)』
●災害ワークショップについて
●DIGとは
●DIGの準備と進め方
●DIGの特徴と応用の可能性
●DIGの課題(普及と指導員の養成)
2)2014年・地域安全学会発表論文『DIGの過去・現在そして未来』:小村隆史
1997年3月、後にDIG(Disaster Imagination Game、ディグ)と呼ばれることになる参加型防災ワークショップのノウハウが生まれた。同11月には最初の学会発表が行われた。それから17年。(住民)参加型防災ワークショップの代名詞とまでなってきた。考案者としての筆者は望外の喜びを感じるとともに、この間学術的な体系化を怠ってきたことを猛省している。この論文において、「初期DIG」を含むDIGの「来し方」特に「初期DIG」が犯した「過ち」について、次いでDIGのファシリテーター経験の中で形作られてきた地域防災力向上への筆者の問題意識について、最後に南海トラフ沿いの巨大地震を宿命づけられた時代に生きる我々が追求すべき地域防災のあり方とそれを意識したDIGの「行く末」について述べている。